どうもタカタカです。
ここ数年で、「ブラック企業」と「ホワイト企業」という言葉が定着しました。
僕も以前勤めていた会社はもうまさに「スーパーブラック企業」でした。
そもそもブラック企業とはどんなものでしょうか?
労働基準法や関連法令を無視し、あるいは法の網や不備を悪用して従業員に長時間労働やサービス残業などを強制する企業を主に指すというものです。
・定時時間を毎日何時間もオーバーする。
・サービス残業当たり前
・休日出勤当たり前
・1か月無休
・上司が常にイライラ
・退職の話を全然聞いてもらえない
僕の働いていた会社はこんな感じでした。皆さんも結構経験あるのではないでしょうか?
今では「脱社畜」という言葉も生まれ、社会現象にもなっていますよね。
ちょうどこの時期は新社会人・新入社員として社会にデビューしたみなさんも多いと思いますので、なぜそうなってしまうのかを書いていきたいと思います。
ブラック企業⇒外からは全く分からない
これはもうどうしようもないですね。
正直入ってみないとわかりません。
ここ最近では、ここはブラックじゃないよホワイトだよとアピールしないとなかなか人材が増えない為、入社前にお試しで1日働けるサービスも生まれているみたいです。
ですが9割以上の会社は入ってみないとわかりません。入ってある程度経ってから気が付くのです。
ですが、募集要項を見て少し判断できる部分もあります。
・頑張り次第で収入大幅アップ!
・若手が活躍できます!!
・初年度から大きな仕事が出来ます。
これは僕が今までいろいろな話を聞いたり、見たりしてきたことになりますので、あくまで個人的な見解になります。もちろん上記のように書いてあってもホワイト企業という場合もあります。
あくまで目安と思っていてください。
長時間労働・長時間勤務で精神がマヒ
ブラック企業に勤めていると、やっぱりマヒしてくるんですよね。
・帰れないのが当たり前
・今日中に帰れたら早いほうだ
・休みの日も頭の中は仕事でいっぱい
こういった考えが普通になってくるんです。しかも怖いことに、帰れない休めないから、会社の中の人としかほとんど顔を合わせなくなってくるんです。
友達や外部の人と会わなくなってくると、他の話が聞けなくなり、ますますブラック企業に洗脳されていってしまうのです。
いわゆる「社畜」の仲間入りです。
「なんでそんなに会社に尽くすの?」
「ほかにいい会社なんていっぱいあるじゃん」
「条件めっちゃ悪いじゃん!早く辞めなよ!」
こう言われてもブラックで働いている人にはなかなか響かなくなってしまいます。
休みがない、自分の時間がないとなると、その人にとっての生きている世界は「会社」だけになってしまうのです。
これは本当に怖いです。できるだけ外の世界に目を向ける、外部との交流を持つことがとても大事になります。
社員同士の一体感
これが、なかなか辞められない原因の1つです。
働いていれば1番顔を合わせるのも、話をするのも同じ社員同士です。しかも同じブラックで働いているのですから、話もめちゃくちゃ合うし、嫌いな上司の愚痴で盛り上がれます。
それはどこの会社でもあることなのですが、ブラックだとそういった社員同士での絆って非常に強くなるんです。
Aさんが残業してるから私も頑張らなきゃ
Bさん休みの日も出てるから私も出なきゃ
誰かが頑張っているから私も頑張る。大事なことですが少し方向性がズレてくるんです。
きちんと割り切って、今日だけは頑張るけど明日は帰る。など仕事をコントロールできる環境であればいいのですが、それができず「当たり前」になってしまうととても危険です。
こうして社員同士で「頑張ろう」って絆が強くなればなるほど、辞めたくても辞められない状況になります。
「私が辞めたらAさんが大変」
特に真面目で優しい人ほど、この考え方から抜け出しにくくなります。
ブラック企業と感じ始めたら
働き始めのころはわかりにくいかもしれませんが、ふと、なんかおかしいなと感じたら一度周りの人に聞いてみてください。(会社外の友人など)
もしも社会人になって1社目でしたら、数か月で判断するのは早いかもしれません。
「なんかブラックっぽいなぁ」
って感じるのは人それぞれですから。
本気で仕事に取り組むと、どんなことでも自分の財産になることは間違いないです。
仕事が刺激的で、自分の財産になると思えば、ブラックだと感じても、ある程度期間を決めて会社をこっちから利用してしまうのも手です。
そうでない場合は無理をする必要はありません。時間は有限です。今この会社で何を学び、何を盗んでいくのかを明確にし、それが達成できたら次のステージに進みましょう!
ただ、感覚がマヒする前に行動してください。手遅れになる前に。
世の中に仕事はいくらでもあります。小さな世界に縛られず、疲れきってしまう前に外に目を向けてほしいと僕は思います。
今の会社を辞めても死ぬことはありません。
一度しかない人生を、大事に生きていきましょう!