今年も中盤になり、新入社員の方々もドキドキしながら初めてばかりの仕事に悪戦苦闘していることと思います。
アルバイト時代とは全く違う環境であり、自分自身に与えられる責任もこれまでとは全く違うものであるでしょう。
初めての仕事はもちろん、転職後の仕事であっても、自分が経営者にならない限り、
「上司」というものは必ず存在し、どんな上司ともうまく付き合っていかなければなりません。
仕事をする上で「上司」とは切っても切れない関係性なのです。
今回は、新入社員で今だからこそ、関係性がまだ出来上がっていない時期にこそ効果的なワークハック術をご紹介します。
特にこんな方に読んで欲しい記事です。
・入社したばかりで上司に話しかけずらい
・上司とは結構長い付き合いだけどいまいち信頼されてない
・そろそろ仕事を任せてほしい
社内でのコミュニケーションの取り方はこちらの記事を参考にしてください。
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上司のモチベーションは、部下が上げる
決して勘違いして頂きたくないのですが、「ゴマをする」ではありません。相手の立場によって態度を変えるようなことはやめておきましょう。上司からは好かれるかもしれませんが、周りからフォローされることがなくなってしまいます。
「上司のモチベーションを部下が上げる」とはどういうことなのか?
それは
「ありがとうございます。」
を伝えることです。
嫌いな上司に対して元気に挨拶すること自体嫌な方も多いでしょう。しかし、嫌な上司と離れることは仕事を辞める以外にありません。
もしあなたが”仕事は辞めたくないけど、うまく接していきたい”と感じているならば、まず感謝の気持ちを表すことがとても効果的です。
これはとても簡単で、すぐに誰でもできることです。関係性を良くするにはこれが一番即効性があり確実に良くなります。
嫌いな上司と思っている間は話すことさえ避けてしまいますし、ましてや感謝の気持ちを表すことなどほとんど無いのではないでしょうか?
こう言って会話が終わっていることの方が多いんじゃないでしょうか。
そもそもなぜ、ありがとうございます。で上司のモチベーションが上がるのか?
それは上司というものは、立場上できて当たり前だし、やって当たり前の存在です。なのでどれだけやっても褒められたり、お礼を言われることはありません。
それと同時に、上司が部下のフォローをするのは当たり前です。ですがそれを部下の方が
って思ってしまうのはよくありません。
フォローしてもらって仕事で頭がいっぱいでお礼を忘れてしまうこともあるかもしれませんが、言えるか言えないかがとても重要です。
何かを教わったり、一緒に考えてくれたり、会議に同行してくれたりなど、自分の為に時間を割いていただいたということに対して感謝の気持ちを伝えるのです。
たくさんの部下や仕事を抱えている上司にとっては、とにかく時間が大事です。
ですので、短時間であっても時間を使ってくれたことに対してきちんとお礼が言えるようになれば、上司はあなたのことを信用してくれるようになります
感謝の言葉は相手に伝えるだけで、あなたへの対応が少しずつ柔らかくなっていきます。
たった一言「ありがとうございます」と言うだけで、上司のモチベーションを上げることができるのです。
上司はきっとあなたから普段言われ慣れてないので驚くでしょうが、きっと本心は嬉しいはずです。
どんな上司も人間ですので、他人から必要とされるとモチベーションは上がります。
何かを上司からしてもらったら、きちんと感謝の言葉を伝えることでいざというときには優先的にあなたをフォローしてくれるはずです。
あなたのこれからの為にも、きちんと感謝の言葉を伝えることはとてもプラスになることは間違いありません。
嫌いだなあ。。。と思っている相手にこそ感謝の言葉を伝えるだけで、接しやすくなる空気を作り出すことができるのです。
上司の気持ちを予測する
新入社員の方にはちょっと早いかもしれませんが、これは円滑に仕事を進めていく上で大事なことになります。
仕事に慣れてくると、1日の流れや1週間の流れが少しずつ分かってきます。長く勤めていれば一か月単位で仕事を組み立てる方もいらっしゃるでしょう。
その「仕事を組み立てる」ことの中には上司に確認を取る業務だったり、連携が必要なことも含まれているでしょう。
そこで必要になってくるのが、上司の考えていることを知る、優先順位を知り、どう行動するのか予想するということです。
もちろん上司はたくさんの仕事を抱えている為、よりスムーズに仕事を進めていきたいと考えているはずです。
上司の仕事も基本的にはルーティンは決まっています。365日毎日毎日仕事が変わる方はほぼいないでしょう。
ではそんな時に何をしたらいいのか?
部下のちょっとしたひと手間が嬉しい 先読みと先回り
上司は忙しいときに、部下が指示したことプラス先回りして仕事をしてくれたことに対してとてもうれしく感じます。
例えば、
この対応の仕方で上司も次の仕事への進み方が楽になるのです。
こういった先読みし、先回りするクセをつけていくと自然と上司からも信頼され、新しい仕事を振ってもらいやすくなるため、あなた自身の成長スピードもしより上がっていきます。
上司との関係性を良くするだけでなく、あなた自身のレベルアップにも直結する為、仕事の先読み、先回りは決して侮れないのです。
部下のちょっとしたひと手間が嬉しい アポ取り
仕事で大事なのは「報連相」というのはみなさんご存知だと思います。
特にここでは上司に「ひと手間」をかけた報告の仕方を書いていきます。
以下はどなたにも起こりうるシーンです。
あなたは、上司に報告したいことがあって朝からタイミングをうかがっています。
ですが朝から忙しそうな上司のもとには、いろんな人が訪ねてきて、電話もなっている為なかなかいいタイミングが見つかりません。
もちろんあなたもずっと上司を見ているわけにはいかないので、より一層タイミングを合わせることが難しくなっています。
しかも上司は短期で、何度も「忙しいときに話しかけるな!」と怒られてきました。
それを思い出すとなかなか話しかけられないのですが、報告が遅れるとまた怒られそうでどんどん焦ってしまいます。
僕もこんなことはよくありました。自分の仕事も進まず気が気じゃないですよね。
こんな状況を一発で解決する方法があります。
それは、
「アポイトメントを取る」
ということです。
アポイントをよく使う場面は、お客様だったり、取引先の相手だったりしますが、これを上司にも使うことでお互いの仕事がスムーズに進みます。
同じ職場なのにアポイントが必要なの?
と感じるかもしれませんが、これが忙しい上司にとって非常に効果的なのです。
アポイントとは相手の時間を頂く「配慮」になるからです。
たったこれだけを伝えるのです。
ポイントは3つ。
1・「今」でなくていいということ
2・何の報告か?ということ
3・相手の時間に合わせる
タイミングが良ければ、そのまま話をできるかもしれませんし、じゃあ1時間後ねって言われるかもしれません。
今かな今かなと上司をチラチラ確認するよりはとても効率がいいですよね。
これは社会人としては常識かもしれませんが、きちんとできる人にこそ上司は信頼を寄せてきます。
ここでもう一つ大事なことがあります。
それは「報告」なのか「相談」なのかを最初に伝えることです。
「報告」であれば上司は聞くスタンスで待てるのですが、「相談」になるとある程度の答えを用意しないといけないので、そのどちらかは最初のアポ取りの際に伝えるべきです。
どんなことにでも自分の見解を準備しておく
上司は日常的にいろいろな判断を頭の中でしています。
そういったなかで、時には部下に意見を求めてくる時があります。一番分かりやすいのが「会議」を行っているときです。
これは上司からしたら非常に残念な答えです。
このような答えが返ってくると上司は次から意見を聞く相手と見てくれなくなってしまいます。とても勿体ないです。
上司はあくまで検証をしたいのであって、全然違う正解を求めているわけではないですし、すごい意見を出してほしいわけでもありません。
意見が出せる人はそれだけで信頼できますし、極論、何でもいいから意見が欲しい場合もあります。
意見を出すために必要なことは、「常に意見を言う前提で上司の話を聞く」です。
必ずなにか質問をする。という気持ちで上司の話を聞くことで、その考え方が自然と身に付き、意見や質問をされなくても自分の意見が出やすくなり、上司も話を聞いてくれるようになります。
こういった努力は必ずどんな職場でも役に立ちますし、上司から得られる信頼も大きくなります。
苦手な上司と良好な関係性を作るマインド術まとめ
上司といい関係性を作るには、日々の感謝と気遣いが大事だということがお分かりになりましたでしょうか。
ほとんどの上司は毎日忙しく、いろいろな判断をしています。その中で上司とうまく付き合い、円滑に仕事を進めていくには大切なことをまとめました。
是非明日から「感謝の言葉」と「気遣い」を意識して日々仕事をして頂ければと思います。
皆様が充実した毎日が送れることを願って。
お読みいただきありがとうございました!