今回は「嫌われる上司 5つのタイプ」」についてお話していきます。
「あいつ使えないんだよなぁ」
「なに考えてるのかわからないよ」
「もっと働けよ」
なんてグチっていませんか?
部下が働かない、動かないのはその日1日を過ごすモチベーションが上がらないからです。
そしてそれを管理するのが上司の仕事です。
これをおろそかにしていることに気付いていない上司が非常に多いです。
では、どんな上司がダメ上司なのか解説していきましょう。
きっとあなたの周りにもこんな上司いるはずです。
Contents
「私が若いころは…」が口癖の上司

”若かりし頃の武勇伝„は部下の心に響かない
上司たちの中には、部下にこんな話をよくする人がいます。
「俺の若い頃はさ……」
自分がやってきたことや経験してきたことについて話を始める上司。
きっと、過去の栄光みたいなものを話してすごいと思われたいんでしょうね。
「どんなに怒鳴られてもめげずに毎日行ったよ」
「土下座なんか日常茶飯事だったよ」
若い頃のエピソードを誇らしげに、まるで”武勇伝„のように嬉々として話す人いますよね。
しかしながらこんな話が始まると、部下はただただウンザリするだけです。
「また始まったよ…。その話聞くの何回目だよ…」(ウザッ)
部下は決して口には出しませんが、間違いなく心の中でそう思ってます。
上司が”若かりし頃の武勇伝„を話したがる根底には、
自分はやってきた、今の若者はもっとやらないとダメだ!!
という決めつけがあるからです。
「今の若いやつっていうのは頭でっかちで行動力がないんだ」などという固定概念に縛られ、部下を知ろうともしていません。
部下の悩みを解決してやらなければ仕事は進みません。
それなのに、部下の話を聞いて理解しようとするのではなく、自分の経験や体験を話して理解させようとする。これではいつまでたっても上司と部下の距離は縮まりません。
これでは『ダメ上司』確定です
飲ミュニケーション大好き上司

多くの上司が「部下を元気づける俺」に酔っている
居酒屋などで、こんな話をしている人いませんか?
「まあ大変だと思うけどさ、とりあえず頑張ってみろよ!」
「頑張れば何とかなるから」
このように部下の話を聞いて、ただ漠然と「頑張れよ」と励ます上司。
こういうタイプの上司は、アルコールだけではなく、部下の話を聞いてる、できる俺に酔ってます。
「部下を飲みに連れてって元気づけてやろう」
「部下を励まして何とかしてやろう」
こんな風に思っているのです。
ただ、具体的にどうアドバイスしていいのかわからない。そのため、建設的な話や解決策は一切なく、ただただ「頑張れ」だけを繰り返します。
でも部下からしたら
「なんだよこの時間!!!」
「マジで帰りてー!!!」
「内容が薄いんだよ!!!」
なんて心の中で思いっきり叫んでます…
具体的な悩みを前もって聞き出そう
せっかく飲みに行った場ですから、部下にとって「有意義な時間」と感じてもらわなければ何の意味のありません。「部下の悩みを解決したい」と少なからずは思っているわけですから、飲みに行く前にきちんと部下の悩みを聞き出し、くだけた場でリラックスしながら具体的にアドバイスするのがデキる上司です。
ただ「頑張れ」と励ましてばかりでは、部下は当然、飲みの誘いに徐々に乗ってこなくなります。
当たり前ですよね。
部下との溝が深まる前にぜひ見直して見てください!
指示しても、そのあと放置上司

指示しただけでは部下は育たない
部下に仕事を依頼するとき、同時にアドバイスをすることもあると思います。
ただ問題は自分の忙しさにかまけて、
部下のその後の進捗状況を確認、ケアしない上司が非常に多いことです。
指示をしたからできるだろうと、満足してしまっているのかもしれません。
部下に指示とアドバイスをした上司は「部下がその通りにできるだろう」と思い込んでいるのでしょう。
ですが、部下はもちろん下の立場なので、上司から「こうしてみて」と言われれば「わかりました」と答えます。
しかし、人間は言われたことをそのままできるようには、なかなかならないものです。
1度指示しただけでできるのはベテラン社員だけ
上司が指示してアドバイスしても、部下自身がきちんと理解できていなければ答えにはたどり着けません。
つまり自分のものにさせなければならないのです。
指示したものが出来上がってから、中途半端なものを目にした上司は
「アドバイスしたのに何でできないんだ!!」
「全然進んでないじゃないか」
ってことになるわけです。
大事なのは、指示やアドバイスをした後も出来上がるまで定期的に声を掛けること。
途中で部下に確認をすることで、軌道修正ができ、上司に対する部下の信頼度も上がり、結果スムーズに仕事が回るようになります。
指示するだけでほっておいては部下の成長も伸びないままです。
定期的に声がけしましょう。
アドバイスがあったとしても、理解できないことは出てくるものです。
完全に「できる」というレベルになるまではある程度の時間は掛かります。
上司であるあなたもそうだったのではないでしょうか。部下の成長スピードを速めるのもあなた次第です。
最初は面倒かもしれませんが、声がけを行い状況を確認し、フォローアップしてあげれば部下もきっと成長してくれるでしょう!
部下のやり方は無視!自分の思い通りにやらせる上司

部下を信頼して聞いていますか?
部下の話を一応聞いてみるけど、どうしても自分のやり方を押し付けてしまうことありませんか?
多忙のあまり、仕事を進めなければいけないという焦りもあるのでしょう。
自分ではそのつもりが無くても、部下の話を具体的に聞かずに対応してしまっていることもあるのです。
上司の仕事は、もちろん結果を出すことですが、同時に「部下の育成」も大事な仕事の一つです。
いつの間にか部下を”仕事を手伝ってもらうサポート„とみてしまっているのではないでしょうか?
上記の上司と部下とのやり取りの中で、きっと
「どうせ、うまくいかないだろう」
「どうせ、成果も出せないだろう」
「どうせ、こんなもんだろう」
と、上司は思っていることでしょう。確かにその気持ちは良くわかります。
どんな仕事でも部下は上司であるあなたにかないません。あなたがやってしまったほうが効率も間違いなくいいでしょう。
ですが、最初からできる部下なんてそうそういないですし、そんな部下を一人前に育てることが上司であるあなたの役割なのです。
仕事に時間がかかっても、待ってあげる余裕を持ちましょう!
部下に任せず、自分の指示のみではなかなか成長しません。時には「少しのミスならフォローするからやってみな」と部下に安心を与える事も必要です。
上司から信頼の言葉をもらえば、自分で考えて行動します。
時間はかかるかもしれませんが、あなたが定期的にフォローしてあげれば部下は必ず成長します。
ぜひ思い切って任せてみましょう!
仕事は見て覚えろ!と、教育しない上司

部下の育成から逃げてませんか?
「仕事は見て覚えろ」
部下に対してこんな指導方針を持っている上司はいっぱいいます。
自分自身が昔、上司からそういう指導を受けたのか、何も教えない。
「手取り足取り教えてたら、部下は楽なだけだ!苦労して仕事を覚えろ!」
と、まあこんな感じです。
確かに苦労は大事ですが、現場では「見て学べ」と一切教えない。
これでは部下は育ちません。
近年は上司の仕事量も増え、教育する時間も取れないということもあるでしょう。
部下の相談に乗っている暇はない!ということもあるでしょう。
ですが、どちらにしろ、
「上司が部下に対して行うべき、教育と育成を放棄している」
ということになります。
今現在その教育方法は、正直時代遅れです。
見て覚える、そして自分のものにする。そのレベルになるまで時間がかかりすぎます。
最初にしっかりと時間を取り、1から教えれば、見て覚えて1年かかる仕事が2か月、3か月でできるようになることもあります。
見て覚えるではなく、向き合って覚えさせることが重要なのです。
最初はコツだけでも教えていきましょう!
今まで「見て覚えろ!」というスタンスで部下と接してきた上司の方は、急に向き合って教えることは、なかなか難しいでしょう。
そこで最初の1歩として、「うまくいくコツ」を教えてあげてみてください。
どんな仕事にも経験者しか知らないコツがあると思います。
部下は何もわからないということを前提として、小さな事でもポイントを教えてあげることによって、今までよりも成長してくれるはずです。
「嫌われる上司」の特徴は? 5つのタイプまとめ
・「私が若いころは…」が口癖の上司
・飲ミュニケーション大好き上司
・指示しても、そのあと放置上司
・部下のやり方は無視!自分の思い通りにやらせる上司
・仕事は見て覚えろ!と、教育しない上司
どうでしょうか?当てはまるものはありましたでしょうか?
こんな上司いるな~。これやってるかもしれないな…
と感じることがあったかもしれません。昔は僕も当てはまることがありました…
上司として仕事を円滑に進めたり、結果を出すには部下の成長が不可欠です。
部下との関係性をしっかり作るためにも部下に興味を持つことがとても大事です。
これを機に、今までのやり方を見直して部下の成長スピードを上げてみましょう。
