Bussines・仕事の悩み

いきなりステーキの大幅減収はなぜ?原因は店舗拡大スピードの焦り過ぎ

皆さんご存知「いきなりステーキ」の大幅減収が起こっているのはご存知でしょうか?

いきなりステーキといえば、食べたい量(グラム)のお肉を目の前でカットしてもらい、両面をシェフが焼いて鉄板で提供してくれるステーキチェーンです。

2013年に銀座の1号店を皮切りに店舗数を拡大してきました。

銀座店スタートから立ち食いスタイルで、良いお肉を安く立ち食いで食べるスタイル。立ち食いそばをヒントに、回転率を上げ単価を抑えて数で勝負のビジネススタイルです。

当時はランチ時には長蛇の列ができ、常に満席の状態でした。

そんな「いきなりステーキ」ですが2019年に入り陰りが見えてきました。

一体原因は何なのでしょうか。

いきなりステーキ失速の要因は店舗数拡大?

いきなりステーキは銀座店の成功で自社の方向性に自信を持ち、一気に店舗数拡大を行いました。目標は年間200店舗。

毎年店舗を増やし続け、現在の店舗数は路面店342店舗、ショッピングセンター店130店の合計472店舗(2019年現在)

この半年では海外店舗を含めて82店舗を出店しています。

6年で約500店舗増というのは、とてつもない数字ということが分かります。毎月新店舗を7店開店させている計算になります。

売上自体がなだらかな下降を続けている為、2019年か半期は出店の勢いを抑えて、既存店の改善に力を入れると発表がありました。

いきなりステーキ店舗数拡大→「売上と利益が共食いになる」

2019年度上半期の売上は約351億円(前年比25.6%UP)、営業利益4億円(前年比73%減)です。

来店数は前年比70~80%と来店数も大きく減少しています。

2019年度は店舗数拡大により売上自体は大きく伸ばしたものの、純利益自体は大きく落としています。

店舗数を増やしたのに、利益が4億しか出ていない原因は、

①一店舗当たりの初期投資の増大

②既存店の売上低迷

この2つが原因となります。

①の初期投資に関しては既にあるペッパーランチなどの店舗を改装して使うこともありますが、1店舗作るのにも数千万からのお金が掛かります。

②に関しては地方を含めてロードサイドに出店を重ねていましたが、数を増やしすぎたため自社同士が競合となる問題が増え、予定の売り上げが取れない状況が続きます。

更に、地方店舗になるとファミリー層を取り込まなければ売り上げを伸ばすことは難しく、子供向けのメニューが少ない「いきなりステーキ」は苦戦を強いられています。

いきなりステーキの今後の見通しは牡蠣の提供?

減収減益となってしまったいきなりステーキは非常に厳しい状況にあります。純利益で4億円ということは、少し売り上げが下がっただけで吹き飛ぶくらいの僅かなものとなります。

2019年5月より「いきなりステーキ」では都内3店舗で「生牡蠣」と「焼き牡蠣」の提

供をスタートしました。

さらに6月には、新しく4店舗での提供を開始し、8月には「オイスターバー・ステーキ赤坂」という新業態もオープンしました。

なぜ牡蠣メニューを始めたのか?

理由は一瀬社長がアメリカのステーキハウスで見かけ、当店で取り入れようと思ったことがきっかけだそうです。

アメリカのステーキハウスでは「牡蠣」も提供しているところが多い。日本でステーキと一緒に「牡蠣」を提供しているお店はない。だったらうちでやってみよう。

そう感じた一瀬社長はまずは都内の店舗から実験的にスタートし、状況次第で展開を考えているとのことです。

いきなりステーキ大幅減収の理由:まとめ

あれだけ勢いがあったいきなりステーキがこれほどまでに落ち込んでいる理由は

店舗数拡大を急ぎすぎた➧初期費用の負担増+既存店同士が競争相手になる

郊外店舗数増➧ファミリー層を取り込むことができす、安定した売り上げが取れない

大きく分けるとこの2つとなりますが、そのほかにも拡大スピードが速すぎて各店舗の責任者の教育が追い付かないというのも間違いなくあるでしょう。

各店店長を立てるのは絶対なのですが、マニュアルがあるとはいえ約6年で500人を育てるのは非常に難しいですし、ステーキを焼く技術も教えなくてはならず、提供商品の質を維持することも大変な努力が必要になっていると感じます。

正直、店舗数拡大のスピードが早すぎたので、数字が落ちることは予想できましたが、今となっては今後の展開をどう考えていくのか?

飲食同業者の僕としては大手の「いきなりステーキ」には、ここからまた盛り返すことを切に願いたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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